2024年8月31日㈯、残念ながら閉店(泣)。
日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在するラーメン屋。
そこには、どんな人物が、どんな理由で暮らしているのか!?
衛星写真だけを手がかりに、その地へと赴き、地元の方々からの情報をもとに、ラーメン屋の実態を徹底調査しながら、人里離れた場所にいる人物の人生にも迫っていく。
ん? 大明神!
なんか、どっかで聞いたことのあるようなナレーションやな?
スミマセン、完全に【ポツンと一軒家📺】をパクってしまいました(笑)。
先週は久しぶりに週末に休みが取れましたので、ちょっと遠出して美味しい熊本麺を探しに行って参りました。
今回は熊本県の最南端、鹿児島県との県境にある水俣市にある【若竹食堂】という豚骨ラーメンの美味しいお店のラーメンの紹介です。
若竹食堂
場所
熊本県水俣市は熊本市から南へ約70kmの鹿児島との県境にある熊本最南端の市です。
1956年に発生した公害病の『水俣病』でその名前を知る人が多いと思いますが、水俣市はもともとは海の幸、山の幸に恵まれた風光明媚な土地で、1997年7月に熊本県知事が水俣湾の安全宣言を行ってからは漁も再開されています。
今は美味しい魚介類が食べれる安全な町なのです!
そんな水俣市にある【若竹食堂】は水俣市の中心地から国道268号線を車で20分ほど走った所にある山手の集落、水俣市深川にあります。
現在は水俣市まで高速道路が開通したので、熊本市からのアクセスが凄く良くなりました!
お店の様子
こちらが【若竹食堂】の外観です!
国道沿いの昔ながらの食堂で、店の裏は山が、国道を挟んで反対側には水俣川という川が流れていて、本当にテレビの『ポツンと一軒家』に出てきそうな風景です(笑)。
店構えも味があるわ~
店内はこんな感じ!
高齢のご夫婦と、その息子さんでしょうか?若い男性の三人で切り盛りされていました。
メニュー
メニューを見る感じでは、ラーメン専門店ではなくラーメンもある食堂といった感じですね。
ラーメン、チャンポン、うどんにご飯類など、色々ありました。
実食!
本日の大明神チョイスは・・・
ラーメン・・・750円
午前中に『二郎系ラーメン』を食べてからの2杯目でしたので(笑)、普通のラーメンをいただきました。
大明神! 50歳前のオッサンがラーメンのハシゴするなよ~
てへへ。
トッピング
トッピングは麺の上にチャーシュー2枚、キクラゲと海苔、そして刻みネギが盛り付けてありました。
※写真は卓上に置いてあったフライドガーリックを追加しています。
ガーリーはお好みでどうぞ!
スープ
スープは白濁した豚骨スープに香味油が合わさっています。
アッサリとしていますが、豚骨の独特の香りはしっかりしていて、塩味の強い『熊本ラーメン』というよりかは『玉名ラーメン』や『久留米ラーメン』に近い味わいです。
鼻から抜ける豚骨の香りがたまりません!
麺
麺は中太のストレート麵、柔らかくモチモチして喉越しの良い麺ですね。
本日2杯目でしたが、食べやすかったのでズルズルと啜り上げちゃいました(笑)
チャーシュー
チャーシューは豚のロース肉でしょうか?
赤身が多めで歯ごたえがあり、時折プルンとした脂身の旨味も感じることができます。
うんうん、美味い
ごちそうさまでした!
いや~、美味しかったですね~
アッサリとしていたので一気に平らげてしまいました。
食べ終わった丼には【明陽軒】という文字が現れましたが、調べてみると現在の【若竹食堂】というお店をされる前は水俣市の中心地で【明陽軒】という人気のラーメン店を営んでおられたとか・・・。
そら、ラーメンが美味いはずですね。
納得!
まとめ
今回は熊本県の最南端、水俣市深川という自然豊かな集落にある【若竹食堂】のラーメンを紹介させてもらいました。
戦後の日本における高度成長期に工業都市として栄えた水俣市、中心繁華街で人気を集めた【明陽軒】というラーメン店も『水俣病』という重い公害病の影響による水俣市の人口減少によって移転を余儀なくされたのでしょう。
しかし、その人気のラーメンの味は【若竹食堂】というお店で場所を変え引き継がれています。
今でも多くのファンがいるという【明陽軒】のラーメンを、【若竹食堂】で味わってみてはいかがですか?
基本情報
店名 若竹食堂
ジャンル 食堂 ラーメン うどん
住所 熊本県水俣市深川212-2
営業時間 11:00~19:00
定休日 月曜日
電話 0966-63-6752
駐車場 有り