【熊本市北区植木町、かつての人気店『味の興安』は、もはや生きる伝説と化していた】

大明神が高校生ぐらいの頃、熊本市東区健軍に【味の興安】というお店がありました。

カウンター席のみの小さなお店で、5~6人ぐらいが座れたでしょうか?

taishin world より

写真のように丼からはみ出るぐらいのチャーシューがのったラーメンが美味しいと人気を集め、絶頂期には『西の黒亭、東の興安』とその人気の凄さを表現した人もいたらしいです。

そんな人気店だった【味の興安】も、ずいぶん前に閉店したという噂を聞いていました。

「あ~、もう【味の興安】のラーメンは食べられないのか~」と思っていたら・・・

なんと!

【味の興安 植木店】という、【味の興安 健軍店】の店主の弟さんが営まれているお店があるというじゃないですか!

あの【味の興安】の味を守っているお店があったとは嬉しい限りです。

というわけで、今回は熊本市北区植木町にある【味の興安 植木店】に調査に行って参りました。

場所

【味の興安】があるのは熊本市北区植木舞尾というところ、熊本市内から国道3号線を北上し、玉名方面に向かう県道208号線を西に進んだ辺りにあります。

208号線に入ったら2~3分ほど車で走ったら細い路地を入らなければなりません。

ちょっと分かりにくい狭い道なので、ナビで行かれることをお勧めします。

お店の様子

お店はかなり古い建物です。

私は好きですが、若い女性とかは入りたがらないかもしれませんね(笑)。

昭和やな~

駐車場はお店の裏にあります。

店内は昔ながらのラーメン屋さんといった感じで、赤いカウンターが素敵です。

ちょっと傾いてましたが(笑)。

メニュー

メニューはシンプル!

麺類は『ラーメン』、『チャーシュー麺』とそれらの大盛りだけのようです。

優柔不断の大明神には有り難い。

実食!

本日の大明神チョイスは・・・

ラーメン・・・600円

器に歴史を感じる美味しそうなラーメンです。

【味の興安 健軍店】とは見た目が少し違うのかな~

トッピング

トッピングは麺の上にチャーシュー、キクラゲ、刻みネギが盛り付けてあります。

コショウは初めからふりかけてあります。

美味しそ~

卓上に『ふりかけ?』と『ラーメンのタレ?』か何か分からない調味料が置いてあります(笑)。

左は『ふりかけ』で間違いないと思うのですが、ラーメンにかけるのか白ご飯にかけるのかは不明です。

たぶん白ご飯にやと思うんですが・・・

スープ

スープはアッサリとした豚骨に鶏ガラを合わせているのかな?

『熊本ラーメン』ッといった独特のスープですが塩味が控えめの優しい口当たり、コショウが良いアクセントで効いています。

そこまでニンニク~って感じではないですね。

ホッと落ち着く美味さ!

麺は中太のストレート麺。

柔らかく少し透明がかったモチっと弾力のある麺です。

チャーシュー

チャーシューは赤身の多いモモ肉ぐらいを少し厚めにスライスしてあります。

長く煮込まれているのでしょう、柔らかく口の中でホロホロと崩れていきます。

【味の興安 健軍店】のあの大きなチャーシューではなかったです(泣)。

でも、美味い(笑)!

ごちそうさまでした!

30年前に食べた【味の興安 健軍店】記憶のものとは少し違う感じはしましたが、歴史を感じる美味しい『熊本ラーメン』でした。

シブすぎる~

今回は伝説のお店と言われた【味の興安】の兄弟店である、熊本市北区植木にある【味の興安 植木店】を紹介させてもらいました。

お兄さんにラーメンの作り方を教えてもらい始めたという【味の興安 植木店】、長い年月を経てそのラーメンは形を変えオリジナルの物となっていました。

そして、お店の雰囲気やラーメンの印象も含め、今どきはあまり見かけない昭和の雰囲気プンプンの渋いお店でした。

【味の興安 健軍店】は今は無くなりましたが、その伝説は形を変えて【味の興安 植木店】として生き続けていました。

行く価値のある昭和の遺産!

店名 味の興安

ジャンル ラーメン

住所 熊本市北区植木町舞尾724

営業時間 11:00~14:00

定休日 月曜日・木曜日

電話 096-272-2525

駐車場 有り